足立病院で、赤ちゃんの健康をもっと早く、もっと丁寧に見守るために。
■ 胎児ドックとは?
妊娠中に行う特別な超音波検査です。
赤ちゃんの臓器の形や発育の様子をくわしく観察し、生まれつきの病気(先天性疾患)を早期に見つけることを目的としています。
通常の妊婦健診よりも細かい観察を行い、専門的な知見に基づいたスクリーニングを行うのが特徴です。
✔️ 染色体異常(トリソミー21, 18, 13など)のリスク評価
✔️ 心臓・脳・骨・腎臓・消化器などの構造的異常のチェック
✔️ 胎盤・臍帯の位置、羊水量などの評価
■ 検査のタイミングと内容
検査の種類実施時期主な観察ポイント
初期ドック 妊娠11週0日〜13週6日
– 首の後ろのむくみ(NT)
– 鼻骨の有無
– 心拍・臓器の位置
– 染色体異常のリスク評価(21・18・13トリソミー)
– 四肢や頭蓋の形
中期ドック 妊娠18週0日〜20週6日
– 脳・心臓・腎臓などの内部構造
– 背骨・四肢の形成
– 顔面(口唇裂など)
– 性別の判別
– 羊水・胎盤・臍帯の状態
✅ より重大な異常ほど、妊娠初期に見つかる傾向があります
✅ 中期検査では、形態的な異常の多くが見つかるとされています
■ どんな方におすすめ?
赤ちゃんの健康が気になるすべての妊婦さんご家族に先天性疾患のご不安がある方NIPTなどで異常はなかったが、超音波でもしっかり確認したい方妊娠中の不安を少しでも減らしたい方
■ 知っておいてほしいこと(注意点)
すべての病気を発見できるわけではありません染色体異常の確定診断(例:羊水検査など)は含まれていません出生後に初めて明らかになる病気もあります発達・知的能力などについては予測できません
■ 費用(いずれも自費診療)
検査内容 時間 費用(税込)
初期ドック 約15〜30分 33,000円
中期ドック 約20〜30分 22,000円
※赤ちゃんの姿勢や状況により、検査に時間がかかることがあります
■ ご家族の同席もOK!
赤ちゃんの様子をご一緒にご覧いただけます。
心音や動きなど、ご家族で“はじめての出会い”を体験してください。
■ ご予約・お問い合わせ
足立病院 産科外来までお電話、または窓口でお申し込みください。
担当医:副島 周子(産婦人科専門医/胎児診断担当)