乳腺線維腺腫

乳腺線維腺腫とは

15~35歳の女性に多くみられ、女性ホルモンの影響を受けて閉経まではサイズが増大する傾向があります。
3cmをこえた場合、あるいは経過観察中に急激に大きくなった場合に切除が勧められます。癌化する確率は0.02%と非常にまれで転移はしませんが、切除しきれない場合や近くに多発している場合、局所に再度腫瘍が発生する場合がありますので、超音波検査や検診での経過観察が勧められます。

乳腺線維腺腫の原因

乳腺線維腫の原因乳腺線維腺腫の原因ははっきりわかっていませんが、思春期以降に発症し10~20代の女性に多くみられることから、「エストロゲン」や「プロゲステロン」などの女性ホルモンのバランスが影響しているのではないかと言われています。
乳腺線維腺腫は少しずつ大きくなっていき、30代に差しかかったあたりから成長をやめ、その後は徐々に消失していくことが多いです。

乳腺線維腺腫の検査と診断

乳がんと鑑別するために、視触診、マンモグラフィ検査、乳房超音波検査(エコー検査)などを行います。
こうした画像診断で良性か悪性かの判断がつかない時には、細胞診や組織診が行われます。

乳腺線維腺腫の治療

診察室検査により乳がんが否定され、良性腫瘍であるとわかれば、放っておいてもがん化することはないので、特に治療は必要ありません。
半年または年1回程度のペースで通院し、乳腺線維腺腫が変化していないか経過観察します。

乳腺線維腺腫は年齢を重ねるごとに自然となくなり、しこりがわからなくなることもあります。
ですが、しこりが急に大きくなったり、しこりが大きくなることで見た目上の問題が生じたり、3㎝以上大きくなって葉状腫瘍の可能性が否定できなくなった時には、切除手術が行われることもあります。