43歳以上の方を対象に新しい料金体系を設けました
2022.09.30
日本政府の方針で本年4月より生殖補助医療の保険適応が始まり、多くの患者様がその恩恵を受けることになりました。
その一方で適応に際しての年齢制限が設けられましため、43歳以上の方にとっては逆に治療の継続がハードルの高いものとなってしまいました。経済的理由などで治療の終了を考えておられる方も見受けられます。
足立病院では生殖補助医療により妊娠される43歳以上の方が、多い年で年間50名以上に上ります。このような方の妊娠の可能性が経済的な要因でなくなってしまうのは非常に残念なことであります。
これらを鑑み、このたび43歳以上の患者様に対しまして、できるだけ負担を軽減し治療を継続していただける新料金を設定いたしました。この新設料金が少しでも皆様の妊活継続のお役に立てましたら幸いでございます。
新設料金(43歳以上の方)
体外受精-胚盤胞移植 160,000円 (初期胚移植では150,000円)+税
顕微授精-胚盤胞移植 170,000円 (初期胚移植では140,000円)+税
凍結胚移植 75,000円 +税
・診察料・検査料・薬剤料は別途料金となります
・新設料金の適応は当面、低刺激周期のみに限定させていただきます。先進医療及び保険適応のオプションは含まれません。
・この新設料金の保険診療10割負担に対する減額は最大で292,000円(89,000円から292,000円)となります。