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当院の不妊治療について

足立病院の診療理念

足立病院の診療理念

お一人おひとりに最適な医療【検査~一般不妊治療~生殖補助医療(ART)】を提供

先端治療機器、プロフェッショナルが集結した専門集団によるチーム医療で、最適な医療【検査~一般不妊治療~生殖補助医療(ART)】を提供いたします。

ご負担の少ない効率的な
オーダーメイド治療

患者様の身体的・精神的ご負担、そして経済的・時間的なご負担をできる限り軽減しながら、患者様に本来備わっている“妊娠する力”の最大化を図るオーダーメイド治療を提案いたします。

心身に寄り添った
あたたかみのある診療

常に患者様の声に耳を傾け、心と身体に寄り添った診療を行います。

不妊治療の相談をする
タイミングについて

不妊治療の相談をするタイミングについて患者様が初診にお越しになるタイミングはさまざまです。
「不妊かもしれない」と感じてすぐにお越しになる方もいれば、パートナーの方とさまざまな方法を試してからお越しになる方もいらっしゃいます。
しかし理想を言えば、やはりできるだけ早くお越しいただきたいというのが当院の願いです。「不妊かもしれない」と疑い始めてからは、患者様は不安な日々を過ごされます。そういった不安を早期に解消し、また早期に妊娠をするためにも、どうぞお早めに、またあまり思いつめず希望を持ってご相談いただければと考えます。

さまざまな種類のご相談を、
お気軽に

さまざまな種類のご相談を、お気軽に経験豊富な医師やベテラン培養士が担当する各種相談外来を開設しております。また、オンライン診療にも対応しておりますので、お気軽にご利用ください。
対面診療のご予約は、Webまたはお電話からお願いします。
※オンライン診療は専用アプリ「CLINICS(クリニクス)」からご予約ください。
※オンラインで気軽に相談できる「なんでも無料相談」もご利用ください。

治療方針相談外来
(外来のみ)

中山センター長が、当センターで実施している検査・治療の内容、今後の見通しなどについて詳しくご説明いたします。

セカンドオピニオン外来

現在通院されている医療機関における診療内容・治療方針について、当センターの生殖医療医師がセカンドオピニオンとして対応させていただきます。

胚培養士外来

体外受精について知りたい・検討しているという方、仕事等との両立にお悩みになっている方などに対して、当センターのベテラン培養士がヒアリング・アドバイスをいたします。お気軽にご質問ください。

不妊治療では具体的に
どんなことをするの?

1受診

不妊治療における最初のステップは、原因を特定するための問診・検査・診断です。女性、男性のそれぞれの生殖機能をチェックします。

2基本検査

主な不妊の原因となる問題について調べる検査です。
排卵が正常であるか・卵管が通っているか・精子に異常がないかといった点をチェックします。

女性の検査

  • ホルモン検査(血液検査)
  • 超音波検査
  • 卵管造影検査または通水検査
  • 卵管が詰まっていた場合にはFT(卵管鏡下卵管形成術)
  • 子宮内膜ポリープがある場合には子宮鏡検査
  • ヒューナー検査

男性の検査

  • 精液検査
  • 精子酸化ストレス測定

その他の初期検査

  • AMH(抗ミュラー管ホルモン)検査
  • 甲状腺機能検査
  • PRL(プロラクチン)検査
  • クラミジア感染症検査
  • 子宮頸がん検査
  • 風疹抗体価(必要に応じてワクチン接種)

3治療方針の選択肢をご説明・
ご提案

患者様、およびご夫婦の状態に合わせて、治療方針・計画をご提案いたします。

4一般不妊治療[ 治療期間の目安:約3~6ヶ月 ]

期間を決めて一般的な不妊治療を行います。妊娠に至らない場合、次のステップへと進みます。

タイミング法

超音波検査で排卵日を予測し、性交のタイミングを合わせるという方法です。

人工授精

超音波検査で排卵日を予測し、採取した精子を子宮内へと直接注入する方法です。

5生殖補助医療(ART)

体外での受精、胚の移植といった生殖補助技術を使用します。体外受精(IVF)・顕微授精(ICSI)など、いくつかの方法があります。

体外受精(IVF-ET)

  • 卵管が詰まっている場合、原因不明の長期不妊の場合
    卵子と精子を同じ培養液で培養し、受精させ、その受精卵を子宮に戻すという方法です。

顕微授精(ICSI)

  • 動きと形の良い正常な精子1個を、卵子の中に細い針で注入する方法です。

7妊娠成立

妊娠が成立すれば、治療内容や患者様のご希望・ご都合にもよりますが、原則妊娠8週頃まで当センターでサポートをさせていただきます。
その後は当グループの足立病院の産婦人科、もしくはご希望される医療機関でのフォローアップとなります。

一般不妊治療

一般不妊治療とは、その名の通りもっとも一般的・基本的な不妊治療のことを指します。
具体的には、タイミング法または人工授精で妊娠を目指します。いずれの場合、精子と卵子が女性の身体の中で自然な形で受精するため、自然妊娠と変わりありません。
基本検査で特別な異常が見つからず、ご負担の少ない不妊治療をご希望の場合には、一般不妊治療からのスタートとなります。

一般不妊治療

タイミング法

超音波検査で排卵日を予測し、そのタイミングで性交を行い、妊娠を目指します。
排卵誘発剤(内服薬・注射薬)を用いて卵胞発育を促進することで、妊娠率を向上させるということも可能です。

こんな方におすすめです

  • 月経不順で、自分では排卵日を予測しにくい
  • より正確に、適切な性交のタイミングを知りたい
  • 基本検査で女性・男性とも異常がなかった。

タイミング法の流れ
【治療サイクルの目安:
約3~6ヶ月】

過去の月経周期をお伺いした上で、超音波検査で卵胞の大きさなどを調べることで、排卵日を予測します。
妊娠率の向上のため、ホルモン剤などの内服・注射を行うことも可能です。

Step.1排卵日の予測
(卵胞チェック)

排卵誘発剤を使用しない(自然周期である)場合、卵胞の直径が20mmくらいになった時に排卵が起こります。
おおよその排卵予定日の1~3日前に受診していただき、超音波検査で卵胞の大きさを調べると、より正確な排卵日が予測できます。

Step.2予測される排卵日に
夫婦生活をもちます

卵胞チェックで予測された排卵日をもとに、もっとも妊娠の確率が高くなるタイミングを医師がお伝えします。その日に性交を行ってください。

Step.3排卵確認

排卵予定日以降にご来院いただき、超音波検査を行い排卵の有無、子宮内膜の厚さが十分であるかどうかを確認します。また必要に応じて、黄体ホルモンを補充します。
妊娠に至らない場合、どうしてもタイミングが合わないという場合には、次のステップへと進みます。

人工授精(AIH)

人工授精(AIH)排卵予定日に、当日採取し調整(洗浄・濃縮)した精子を、細いチューブで直接子宮内に注入するという方法です。名称に“人工”がついていますが、受精や着床までの過程は自然妊娠と変わりません。また、この処置に伴う痛みもありません。

こんな方におすすめです

  • タイミング法を一定期間行ったが妊娠に至らなかった方
  • 子宮頚管粘液の分泌量が不十分な方、粘液の状態が良くない方(ヒューナーテストの結果が悪かった方)
  • 精子の数が少ない・動きが悪いといった軽度男性不妊の方
  • 一般的には、タイミング法、人工授精という順で進みますが、検査結果などによっては人工授精からスタートすることがあります。
  • 排卵誘発剤を用い、複数個の排卵を促し妊娠率の向上を図ることも可能です。通水検査で卵管の通りを良くした上で人工授精を実施すると、より妊娠率が高まります。
  • 1周期あたりの妊娠率は約10%です(生殖医療の必修知識 日本生殖学会より)。乏精子症の方、ヒューナーテストで結果不良だった方、性交障害による不妊の方などは、特に人工授精において妊娠率の向上が期待できます。

人工授精の流れ
【治療サイクルの目安:
約3~6ヶ月】

タイミング法と同様、排卵日を予測し、人工授精を実施する日を決めます。 排卵日の直前~直後にかけてが、もっとも妊娠しやすい時期です。精液は人工授精当日に採取し、調整した上で子宮腔内へと注入します。注入に際し、痛みが出ることはありません。
※予約制です。月〜土曜日の9:00〜11:30の枠でスタッフが予約をお取りします。

1排卵日を卵胞サイズから予測します

2精液の採取

人工授精当日、事前にお渡しする専用の容器に精液を採取し、お持ちください。
※採精前の2~3日は、できる限り禁欲をしてください。

3精子の洗浄・濃縮

元気な精子を抽出し、調整(洗浄・濃縮)します。

洗浄濃縮人工授精

採取した精液には、子宮の収縮を促すプロスタグランティン、死滅した精子、雑菌が含まれています。そのまま人工授精をすると、女性側の腹痛・発熱の原因となるため、洗浄・濃縮をして、活動的な精子を集める必要があります。

4子宮内に精子を注入

調整後の精子を、専用のカテーテルを使って子宮の中へと注入します。痛みはありませんので、ご安心ください。

3黄体ホルモンの補充

注射薬もしくは内服薬によって、排卵後の黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌を促し、子宮内膜を厚くすることで、着床を助けます。
人工授精で妊娠に至らない場合には、次のステップをご案内することになります。
ご不安な点も出てくるかと思いますが、気になることがあれば、何でもお気軽にご相談ください。

内視鏡手術

内視鏡手術足立病院では、FT(卵管鏡下卵管形成術)、子宮鏡下手術(TCR)、腹腔鏡下手術などの手術を行っております。
不妊治療と並行して実施することで、無駄なく妊娠を目指すことが可能です。
※いずれの手術も、健康保険が適用されます。また、高額療養費制度の限度額内で手術を受けられます。

FT(卵管鏡下卵管形成術)

  • 日帰り可
    適応:卵管狭窄・閉塞
    卵管の狭窄や閉塞が原因となっている場合に行う手術です。特殊なカテーテルを用いて腟を介して閉塞を開通させる・狭窄を改善することができます。
    自然妊娠を希望される場合に、体外受精・胚移植の代替治療として実施されることが多くなります。

子宮鏡下手術(TCR)

  • 日帰り可
    適応:粘膜下子宮筋腫、子宮内膜ポリープ、子宮腔内癒着(アシャーマン症候群)など
    子宮鏡下手術専用の特殊な子宮鏡を用い、子宮内を観察しながら、電気メスで粘膜下子宮筋腫や子宮内膜ポリープなどを焼き切ります。これにより、着床を物理的に妨げていた原因が取り除かれます。
    アシャーマン症候群など子宮内腔癒着を解除する手術は、特に高度な技術が求められます。当院では、経験と知識の豊富な内視鏡医師が手術を担当いたしますので、ご安心ください。

腹腔鏡下手術

適応:子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣腫瘍、卵管水腫など
腹部に小さな穴をあけ、小型カメラで子宮・卵巣・卵管を観察しながら手術を行います。
傷が小さく、入院期間も短くなるため、患者様のご負担が最小限に抑えられます。また術後の審美面でも優れています。
多くのクリニックでは内視鏡手術に対応していない場合が多いですが、当院では高度な技術と経験を持つ各分野の経験豊富な医師が、最小限の負担で手術を行います。また、当院では手術後の入院施設も完備しており、安心して治療を受けていただける環境を整えています。術後の経過観察が必要な患者様には、丁寧なケアを提供いたしますので、どうぞ安心してご相談ください。

不妊治療についての動画を
ご覧いただけます

“不妊治療って、どんなことをするの?”
“足立病院ではどんな検査・治療ができるの?”
足立病院では、YouTubeで公式チャンネル『あだちチャンネル』を開設しています。さまざまな医療情報、京都を中心に活躍される“人”にフォーカスした情報などをお届けしています。
また、『あだちチャンネル』内の再生リスト「こうのとりチャンネル」では、初めて不妊治療に取り組む方、もう一度チャレンジしてみたいという方に向けて、不妊治療に関するさまざまな動画をアップしています。分かりやすい言葉を使い、医師が詳しく解説をしております。
不妊治療を正しく理解し、安心して治療に臨んでいただくことが、より自分らしい幸せな選択のヒントになることと思います。ぜひ一度、当院公式の『あだちチャンネル』をご覧ください。

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