「抗原検査を用いた頻回検査によるクラスター抑制に対する実証研究の共同推進に関する協定」を締結いたしました

本日、足立病院,京都市,東京バイオマーカー・イノベーション研究組合(通称TOBIRA)は、「抗原検査を用いた頻回検査によるクラスター抑制に対する実証研究の共同推進に関する協定」を締結、京都市役所にて記者発表を行いました。
高精度な「抗原検査キット」を用いて、頻回に検査を行うことでウイルスの有無を早期に把握、クラスター発生を抑制することを目指し、今回の実証研究の協定締結にいたりました。
京都市内18ヶ所の障害者施設において、600人のスタッフに週2回、2ヶ月に渡って定性的に検査を行う他、在宅重度障害者訪問ヘルパー(1,800人)を対象に、体調不良時に検査を行い、自己検査で陽性となった職員は、当院がPCR検査を担当いたします。
会見で門川市長からは、「4月以降、京都市内でも40件近いクラスターが発生している。何とか食い止めるために戦いの毎日。何としても命を守るため、感染をおさえて医療崩壊を防ぎ、クラスターの発生を防ぎたい」と、今回のプロジェクトへの期待が語られました。
TOBIRAの芝崎理事長からは、「PCR検査で判定が出るまでは数時間かかるが、移るのは一瞬。誰でも簡単に、短時間で結果が得られる、抗原検査キットを診断の補助として上手く利用できれば嬉しい」と、抗原検査の優位性が伝えられました。
畑山理事長からは、「医師のもとで検査を行わなくても、いつでも・どこでも・誰でも手軽にできることが重要。“ちょっと調子が悪いかな…”と思った瞬間に検査することで、いち早く見つけ、クラスターの発生を抑えたい」と、医療者の立場から、早期発見の意義が伝えられました。
また、「京都は観光の街。stayhomeしかないのは、あまりに策がない。コロナ禍が長期化するなかで、これから人に来てもらう施策が必要。検温・手洗い・マスクだけでは変異株も増えている現状に対応できず、ある程度の武器が必要。クラスターを発生させないためには、検査を何度もしながら外に出る方向に変えていかないといけないのでは」とも、話されました。
今回、実証研究に用いられるキットは、高精度でありながら、一般の人が頻回に検査しやすい価格帯での実用化を果たした、優秀な製品です。
プロジェクトでの検証を経て、その先には企業や大学での導入など、“京都を支える一手”にも貢献できることを見据え、三者で連携を図り、進めて参りたいと思います。